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あるいはラノベを読む緋色

読んだラノベの感想を中心にしつつ、緋悠梨が気まぐれにいろいろ書いていこうと思います。

ぼくたちが本当にシタかったこと【感想】

今回はこちら。またガガガ文庫が異色の作品を出して来ましたね。 ちょっとここから別のところにも思いをはせつつ書いていきます。

ぼくたちが本当にシタかったこと (ガガガ文庫)

ぼくたちが本当にシタかったこと (ガガガ文庫)

 

 

 この学校に入って数か月。友達も、少ないけどそこそこできて、女の子ともちょっとは仲良くしている。僕の周りには魅力的な女の子ばかりで、少々戸惑うけれど、まあ贅沢な悩みなんだろう。でも、仲良くなればなるほど、僕には気になることがある。それは、この学校が「成年向けコンテンツ」つまりアダルトなコンテンツを作るための勉強をする専門学校なこと。好きになった女の子が、「女優志望」だったら、どう考えてもハートが耐えられる自信がない。エロと恋愛の両立を目指す、悩める煩悩青春模様!  (Amazonより引用)

 

 

以下ネタバレ要素あり注意。

 

 

AV業界を題材にした作品。専門学校生の青春物語として、AV業界の話題やエロ要素を挟みつつも、最後は協力して作品を作り上げた爽快感を感じられるきれいな終わり方でした。総合的に見て、面白い作品だったと断言できます。

 

ただ、この作品個人的には中盤を読むのがしんどかったです……。愁(主人公)の心情変化を書ききるためだとは思うのですが、輪姦シーンをフルで描き切って、その部分を読み終わったときの自分の胸中は何と表したらいいやら。

 

これを読みながら思い出したのは『だから僕は、Hができない』でした。高校時代、友人に借りて1巻を読んだのですが、あまりにもエロ要素に偏りすぎてて1巻で諦めました。その時は深く考えず、単に「自分には合わなかった」と思っただけだったのですが、自分がラノベに求めているものは、こういうガッツリしたエロじゃないんだなー、と後から思うようになりました。

 

 別に自分がそういったエロ要素メインの作品を嫌いというわけじゃないし、なんならそういうのも少しは読みます。「妹が痔になったので座薬を入れてやった件」とか大好きです。ただ、自分の中に「エロ要素がメインなのはラノベとは少し違う」みたいな先入観があるみたいです。エロ要素がアクセント的にあるのはいいんですよ、ただそれを露骨な性描写につなげられると違和感を抑えきれない、ような気がします。そういう思い込みが、読むの少ししんどかったなと思う要因かもしれません。これが別レーベルから出ていたら、もしかしたら自分は全く別の感想を抱いていたかもしれないですね……。

 

ですが、AV業界に対して大変誠実に取材をされて書かれているんだなという印象も同時に持ちましたし、決して読んで悪いものではなかったと思っています。こういうものを出せるのもラノベの自由さの1つですね。続刊するのを期待したいと思います。

 

 

(あくまで個人の感想です。作品を悪く言うつもりは一切ありませんが、自分の感想に不快を感じた方がいらっしゃいましたら謝罪いたします。申し訳ありません。)