あるいはラノベを読む緋色

読んだラノベの感想を中心にしつつ、緋悠梨が気まぐれにいろいろ書いていこうと思います。

ギャルスレイヤーだけどギャルしかいない世界に来たからギャルサーの王子になることにした【感想】

 ギャルとか関わってこなかったですよ。大学でも化粧がケバいのはさけて友人関係を築いてますよ、ええ。ギャルとか理解が全く及ばない人種ですよね!!()……ってなわけで今回はこちらです。

 

 

 

伝説的カリスマギャルを姉に持つ奈々倉瑠衣。姉への複雑な思いはいつしか怒りに変わり、漆黒の『ギャルスレイヤー』として渋谷・原宿に降臨するようになる。ある日、願いが通じたのか突然渋谷・原宿が滅亡した…。1台のプリクラ機を残して。ギャルの聖地化した『神のプリクラ』を破壊すべく三号玉の花火を持ち、原宿に立つギャルスレイヤー。しかし誤って自分に発射してしまい瑠衣は命を落としてしまう。その後転生をした瑠衣が目覚めたのはギャルしかいない異世界「サヴァンギャルドだった(Amazonより引用)

 

 

以下ネタバレ要素あり注意。

 

 

公式から『10年に1人の天才』と評価されていましたが、天才というか鬼才というか……とにかくものすごい新人が生まれたなぁという他ないです。ぶっちゃけると最初にTwitterへこのタイトルが流れてきたときは「また異世界転生系か」と思ってそのままスルーしていたんですが、公式やHJ文庫編集部のあしがら様の強い後押しには流石になにかあると思わざるを得なかったです。結果的には読んで正解でした。

 

巻末の解説でも触れられていましたが、文章の美しさというか、言い回しが独特且つ大変美しいです。正直何がいいかと聞かれると具体的には答えづらいのですが、前述した独特の言い回しを用いながらも、心にすっと流れ込んでくる気持ちのよい文章だというのが全体としてとても印象に残りました。294~295ページのミサの語りが個人的には特に気に入っています。

 

あらすじの「渋谷と原宿が滅亡した」というところでカオスなにおいがしたのでそっち方面にも期待しながら読んだんですが、カオスだけで終わらず、最終的に「イイハナシダッタノニナー」という感想を持てるくらいいい内容でした。過去形なのがポイントです。某王子ホント許さない(いいぞもっとやれ)。

 

というわけで今後に非常に期待が持てる新人が出てきたなということで、白乃先生は作者買いをしていきたいと思います。次巻も期待しています。