あるいはラノベを読む緋色

読んだラノベの感想を中心にしつつ、緋悠梨が気まぐれにいろいろ書いているブログです。コメント等お待ちしております。※「何を言っているのか」は、俺のブログ上では誉め言葉です。

何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが?【感想】

 鼻の調子が激烈に悪いまま卒論指導受けに行って「今日は早く寝ろ」と、卒論提出間際にもかかわらず先生からありがたい言葉を賜った緋悠梨ですこんばんは。大丈夫、本は電車の中でよんだ。ついでに熱はないので持病でしょうね。そんなわけでこちらです。

 

この小説はラノベ好きをこじらせた“ぼっち”の安藤くんと“学校一の美少女”の朝倉さんが交流する物語である。ザ・委員長ちゃんや爆乳元気っ娘、安藤くんの妹ちゃんが登場することもあるけれど、99パーセント(編集部調べ)安藤くんと朝倉さんがイチャイチャしている(クラスメート視点)だけの悶絶必死の甘々ラブコメなのだ。そんな甘酸っぱい日々がずっと続く――と彼らも思っていた……けれど?「私、安藤くんが大好きなの!」突如として飛び出した朝倉さんの告白が、彼らの関係をちょっと進めたり、やっぱり進まなかったり……?Webで悶死報告多数! すれ違いが絡まり合う新世代の学園ラブコメディ、待望の書籍化!

 

 

評価★★☆☆☆

 地の文なしということが話題になった本作。漫画的な表現だなと俺としては捉えております。マンガっぽい表現といえば、擬音を多用した『アキハバラ^デンパトウ』が先駆者としてありますが、こちらは別ベクトルから新たな表現に挑戦していました。こういうチャレンジャブルな作品は嫌いじゃないです。何がブレイクスルーになるか分からないですからね。どんどん新たな表現に挑戦して言っていいと思います。

  さて肝心の内容なんですけど、なんだこれ、神視点一人称って言えばいいんですかね? 地の文が無い分、それを全て括弧内の心理描写で補っているので、会話劇だけっていうのはちょっとなぁ……?状況をすべて心の中で説明するのでいわゆる説明口調で冗長だな……と思う節が。あとなんで浅倉さんと委員長の口調を似せちゃったんですかこれ。漫画と違ってビジュアルで差別化できない以上、口調くらいでしか分では識別できないんだよ……なんだ……すいません俺には合わなかったです。

 

 

 というわけで以上です。体調回復させたいので寝ます……それでは、本日はこれにて失礼いたします~ノシ