あるいはラノベを読む緋色

読んだラノベの感想を中心にしつつ、緋悠梨が気まぐれにいろいろ書いていこうと思います。

ギリギリですが好きラノ投票に参加いたします。

あけましておめでとうございます(遅い)。おまい半月前に16年のオススメ新作書いてたよな?と思われた方はまさにその通りでございますが、単巻ごとではやってなかったということで別ページにて投票させていただきたいと思います。前回の記事で紹介した作品との被りは少しだけあります。

 

 

 【16下期ラノベ投票/9784048922067】

シスコン&ブラコンの一生を描いた兄妹ラブコメの前半。読んでいて面白いけど、自分の気持ちに素直に向き合えない現実や世間とずれてる自分の感覚に悩む兄の姿に、辛いなぁと思わされた作品でした。それが下巻よりも個人的に好きだったのでこちらで。あと、今「みーまー」を並行して読んでいるので、文体の変化も感じられて楽しかったです。

 

 

【16下期ラノベ投票/9784040720760】

ゲームの要となる巡璃ルートの執筆に倫也が着手する11巻。基本的に俺は英梨々好きなんですが、加藤の格が違いすぎて流石メインヒロイン、といった凡庸な感想しか持てないくらい圧倒されましたね……。最後が不穏だったのが怖い所ですが。

 

 

 

俺が好きなのは妹だけど妹じゃない2 (ファンタジア文庫)

俺が好きなのは妹だけど妹じゃない2 (ファンタジア文庫)

 

【16下期ラノベ投票/9784040720333】 

永遠野誓ではないのではと舞に疑われ、兄弟でイチャラブ作戦を決行する第2巻。内容も内容で面白かったんですけども、それよりも表紙の涼花が可愛くて可愛くて。感想としては最低の部類ですがね(滝汗)

 

 

 【16下期ラノベ投票/9784041041765】

リオン率いる革命軍VSスピカ達神々との最終決戦。この薄さに詰まっているとは思えない情報量とそれをきれいにまとめ上げ、且つキャラもしっかりたっていると、これ以上ない終わり方だったと思います。

 

 

【16下期ラノベ投票/9784040686264】

余命一か月の英雄が、次代の英雄として選んだ奴隷のエルフにすべてを教え込む物語。前回の記事でも紹介したやつです。軽そうなタイトルからは想像できなかった結末に心を打たれました。1巻完結かと思いましたが、今月続きがでるようなのでとても楽しみです。

 

 

異世界拷問姫2 (MF文庫J)

異世界拷問姫2 (MF文庫J)

 

 【16下期ラノベ投票/9784040686318】

『大王』フィオーレと対決する異世界拷問姫第2巻。最強を倒したからといって面白さが衰えず、さらには有効利用(婉曲な表現)するとは……。予想を超える展開と、女性たちの美しさは髄一だと思います。

 

 

近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2 (ファミ通文庫)

近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2 (ファミ通文庫)

 

 【16下期ラノベ投票/9784047343511】

告白された幼馴染の由梨子と、同居する里奈の間で揺れまくる健一の心情変化を描き切った第2巻。久遠先生が後書きで言っていたように、恋愛が舞台装置にならない作品。これくらいの関係ならどっかにあってもおかしくないと思えるほどリアリティの高い作品で、ほぼ読者と等身大である健一の心情が痛いほど伝わってきたように思います。

 

 

その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)

その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)

 

【16下期ラノベ投票/9784086311311】

一日に10文字しか喋れない少女と、無気力だった少年のボーイミーツガール。制約を1つ設けるだけで、コミュニティ内の関係を作ることがこんなに難しくなるのかと。多く話せないハンディの使い方も個人的には好きです。ページ数にももてあそばれた作品でした。

 

 

【16下期ラノベ投票/9784086311540】

世界の構成、物語の根幹が明かされる第6巻、それはプロローグの幕引き―。これが面白かったというよりは、この先に大きな期待を持てる終わり方ということで。どんなラブコメを見せてくれるのが非常に楽しみです。                   

 

 

【16下期ラノベ投票/9784798612713】

家族愛をテーマにした物語。待ちに待った緋月薙先生の新作で、前作とは方向性がちょっと違ったけどこれはこれで面白かったし、webでイチャラブ見れるしで様々な楽しみ方ができます。まだ2巻なのでこれからどんどん続いてくれるとうれしいと思うばかりです。

 

 

 

新作溜めすぎていて、リスト読みながら「これも読んでねぇ……あーこれもだ!!」みたいなのの繰り返しでなんか誰にともなく申し訳ないと思うほかないです……。

ギリギリの投票になってしまいましたが、本日の日付変更までは投票を受け付けているようです。こちらから参加してみてはいかがでしょうか。

2016おすすめの新作

気付いたらコミケ目前。もうこのブログは気が向いたときに更新するのが確定したような気分です。

昨日はラノベハスラーさんが特別放送でランキングをやってましたね。それをちょっとパクt……真似させていただき、個人的に面白かったやつで、(アサプラを除き)あんまり大きく取り上げられていない奴を少し書き出してみようかなーと思います。完全に俺の主観ですのであしからず。※順不同です。

 

 今年の新人賞受賞作品で読んだ中では一番の作品でした。内容は今更語るまでもなさそうだけども。ちょっと2巻が微妙だったけど、3&4巻で再び勢いづいてくれたので、今後も諸々(意味深)期待したいと思います。

 

 

 大体いつもの葉村先生の作品。様相は「俺と一乃の~」からあんまり変わってないんですが……それが好きで読んでるので俺にとっては好みの作品です。世界設定の緻密さに、どの作品も圧倒されるんですよね。その前に濃厚な厨二臭で読まれない方が多いのかなーという印象が……。

 

 

 何気に印象に残っている1冊。主人公がやれやれ系だーコピーだー、とかいう意見もちらっと見たような記憶がありますが、バトルを最後までちゃんと読めば、そのアツさと能力のうまい使い方にうならされる……はずです!!

 

 

異世界詐欺師のなんちゃって経営術 (角川スニーカー文庫)

異世界詐欺師のなんちゃって経営術 (角川スニーカー文庫)

 

 絵師買いした作品だったんですが、これが意外と面白かった。ヤシロの機転の利かせ方(やわらかーい表現)が好きです。言葉使うの上手くなりたい。

 

 最後はこちら。一番お勧めしたい作品にして、俺が今年唯一泣いたモノです。あらすじからは全く予想ができない、とても素晴らしい作品でした。軽いネタバレ気味な感想になるんですが、(以下反転)設定を貫き通した、ただただそのことがうれしくて悲しくて……しかも1回あげて落としやがってからにちきしょう!!いい構成してやがるよ!……って言いたいところですね。この作品に関しては「とにかく読んでください」としか言えないんですが、ホントに読んでほしい一作です。このラノアンケート終了ギリギリの発売だったのがホントに悔やまれる……。

 

 

 

……以上5作品ですね。短文で軽い感想を書いただけですが、興味を持って読んでいただけたなら幸いに思います。来年もたくさんの素晴らしいラノベに出会えることを期待してこの辺で。

それでは皆様、よいお年を。コミケに参加される方々、体調に気を付けてお互い頑張りましょう!

 

(このラノにコメントが採用された作品は、あれ以上のことは多分書けないので省いております。)

 

 今回はこの作品を。お口にとろけるベリーメロン♪ ……ビクトリームもなつけー。

 

29とJK2 ?大人はモテてもヒマがない? (GA文庫)

29とJK2 ?大人はモテてもヒマがない? (GA文庫)

 

 

29歳社畜・槍羽鋭二は二つの仕事を抱えている。一つは八王子営業チームの運営。もう一つは社長の孫娘・花恋と社長命令で交際すること。どちらも問題アリアリ。新たに異動してきた上司は狡猾なブラック野郎。そして花恋は槍羽にデレまくり、純粋で一途な恋心を向けてくる。有能な槍羽を自分の派閥に抱き込もうとする上司をかわし、可愛いJKの求恋を叱り飛ばして日々を乗り切る槍羽だが、「顧客情報漏洩」という会社の一大事が降りかかる。そして普段はクールな部下・綾からはセクハラ被害を相談されて――!? 29歳よ、仕事も恋も無双せよ! “禁断の"年の差ラブコメ第2弾! (Amazonより引用)

 

 

本書の帯に、自分が読書メーターに書いた感想の一部が載っております。使っていただけてうれしい限りです。

以下、ネタバレ要素あり注意。

 

 

相変わらず社会に出るのが怖くなる内容ですね。大学生の自分、あんな権謀術数渦巻く世界が現実にあるとは信じたくないと心の底から思う次第ですが……あるんだろうなぁ……やだなぁ。……という(大学生並感)な感想はさておき。今回は花恋の一次選考突破と機密情報漏洩などで相変わらず忙しそうな槍場です。諸々の状況と合わせて、こっちも胃がキリキリしてきそう。

 

今回は個人的に『対比』という単語を強く意識させられる内容だったなと思います。例えばですが、

・もの書きとしての過去の槍場と今の花恋

・壁にぶつかった花恋と綾

・出世欲の対立である百鬼目と槍場

書き出すときりがない気がしますが、これだけの要素を含んできれいにまとめ上げていたのに本当に驚きました。こんなに詰まってりゃ厚くなるのも納得です。

 

小ネタも小ネタで、槍場から一回り下の年齢層である自分もドストライクのネタばかりで。佐藤健と言ったら電王(野上良太郎)だしベリーメロンも歌ったし、庵野は……確かに帰ってきたウルトラマンだな!! (エヴァ見てない勢) というかネタの年齢層?とでもいうべきものが広すぎでは。多くの世代に刺さりそうですよね。

 

社畜部分も恋愛部分も両方楽しませてくれる本作、次も大変楽しみです。

 

 

自己満でライトノベル個人史を書いてみた。

何やらTwitterライトノベル個人史を書くのが流行ってるみたいなので、ちょっと便乗してみようかと思います。初めて触れたのは10年ほど前ですが、ガッツリ読み始めたのはここ1,2年ほどのことなので密度については期待せず、見識の少ない大学生たわごとだなぁと思いながら読み進めてください。

 

ラノベ以前
幼稚園の頃から本、というか絵本は読んでいて、今でも実家には幼稚園を通して一括購入していた絵本などが眠っています。どれが好きだったとかは覚えていないですが、「はらぺこあおむし」や「おおきなかぶ」、「ぐりとぐら」など、絵本の代表といえるものは大体読んでいたような気がします。
小学生になってから、記憶が正しければ3年になるまで図書室が使えなかったので、あんまり新しい本は読んでいなかったと思います、図書館が使えるようになってからは、伝記マンガや、「デルトラクエスト」などを借りて読んでいました。ちなみにですが、自分は「アニメ不毛の国」と呼ばれる某県の出身で、オタク文化に関連した事項は中学に上がるまで全く知らず、「おもしろい本の1つ」としてラノベを読んでいたことを一応明記しておきます。

 

・『灼眼のシャナ
4年の時、初めてラノベに触れました。『灼眼のシャナ』、言わずと知れたあの作品です。どうやって触れたか、なのですが……以下、軽蔑しないでいただけると幸いです。友人が先にシャナを読んでいたのですが、11巻だか12巻だかに風呂シーンの挿絵が2枚あるんですよ。それを見せつけてきたのが初めてのラノベとの接触で、そっから興味を持ったのが最初です。……なんていうか、ひっじょーに不純な動機でホントすみません……。
閑話休題。そこから「ライトノベル」という枠組みは全く知らずに、図書室に置いてあった同じサイズの小説を、他の本と一緒に読むようになりました(といっても小学校の規模なので、ラノベはそこまで多くはなかったですが)。他に当時読んだ本というと、ラノベなら、『キノの旅』や『アリソンシリーズ』、『半分の月がのぼる空など。その他だと『妖界ナビ・ルナ』やダレン・シャン』などを読んでいたと記憶しています

 

・中学校にあがり
今思えばここは天国でした。自分のラノベを専攻して読むスタイルはここで確立されたと思います。小学校とは比べ物にならない蔵書量に興奮して次々と借りていきました。『バカとテストと召喚獣』、『我が家のお稲荷さま』、『しにがみのバラッドなどの有名作品から、『殿がくる』や『結界師のフーガ』など、大きくは取り上げられていない作品も、興味がある奴はとりあえず読んでいました。
中学に上がって、初めてラノベを買いました。『キノの旅Ⅻ』が最初です。11巻までは小学校にあったのですが、中学にはなかったので買ったのが最初です、そこから時々買う程度で図書室や図書館で借りて読む生活を中学卒業まで繰り返していました。一方で、血は争えず、父や祖父と同じように歴史小説、とくに三國志に手を出してからはそっちも中学卒業までそこそこ読んでいました。三國志里見八犬伝は今でも読み返す数少ない歴史小説です。

 

 

 

・『このライトノベルがすごい!』との出会い
自分のラノベ遍歴の中で、2つの転機があったと考えています。1つ目は中2の時、『このラノ』を近くの書店で見つけて購入したことです。その時買ったのは『このラノ2011』。『禁書目録』がすべての部門で1位を取った時の奴だったと思います。これを見て、自分が知らないラノベがこんなにたくさんある……!!と興奮し、翌日にはまた書店に出向き、気になった作品を2つほど買っていました。『ベン・トー』と『いばらの呪い師』がその時に買った作品です。『ベン・トー』でラノベの「なんでもあり」を初めて感じたといっても過言ではなく、また『いばらの~』は初めて購入したマイナーな作品となるなど、このラノを買ったことで一気に自分の世界が広がったことを覚えています。

 

・高校入学
中学とうって変わり、高校の図書室にはラノベがほぼ無く(『ムシウタ』と『キノの旅』が5冊ずつ程度)、(これは買わなきゃだめだ……)と思いました。ラノベを本格的に買い始めたのはここですね。ちょうど、『冴えない彼女の育て方』や『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』などが刊行され始めた時期を想像していただければ、大体あっているかと。この頃から、大体月に5冊ほど買うくらいのペースで購入をするようになりました。また、部活仲間から誕生日プレゼントだといって『エロマンガ先生』を手渡されたのは……。……今は購読するシリーズになっているので感謝しています。
並行して、高校の図書室に見切りをつけたことで、市立図書館を使う頻度が上がりました。『緋弾のアリア』や『生徒会の一存』を最初に読んだのは、市の図書館を頻繁に利用するようになってからです。人気シリーズというのはこのラノを読んで知っていましたので、読んでみたいという気持ちがありましたが、この時点でけっこうな巻数が出ていたので高校生の小遣いではとても手が出ず……。図書館にあったときはうれしくて即座に借りていきました。

 

読書メーターの開始
転機その2。高3の6月に読書メーターを始めました(大学受験期になにやってんだ)。存在だけはそれ以前から把握していたのですが、ここまででそこそこの数を読んでいたので「今更やる意味あるかな……」と思い、なかなか踏ん切りがつきませんでした。今思えばただの傲慢でしかないですが。
他の人の感想をみて、「まだまだ面白い作品はあるんだ」と思う楽しさ、初めて味わいました。すると、それを読みたいという欲が一気に高ぶりますよね……。『ザ・ブレイカー』や『勇者と魔王のバトルはリビングでなどはその代表格です。自分が読んだ中でも特にお気に入りの作品の一部なのですが、読メをこの時期に使っていなければ、もしかしたら出会えていなかったかもしれないです。
一方で、逆説的ですが、読メをはじめたのがこの時期でよかったとも思います。この時期でなかったら、高校生の小遣いでは買えない作品も多くて、どうするか心底悩んでいた可能性がありますからね……。大学受験期で本を買うペースが遅くなるころでちょうどよかったとも言えます。

 

 

 

・大学入学~現在
親の監視の目と金の制限が取っ払われたので、はっちゃけました。ですが去年は文化祭の実行委員会をやっていたのでそれほどでもなく、とりあえず気になった新刊をほぼ買うくらい。ひどいのは今年に入ってからですね。アニメイトブックオフで月に20冊以上増える&図書館で毎月10冊借りてきて読む、を繰り返しているので一向に積読が減りません。おかしいな、高校までは積読なんて単語には縁が無かったのに……。どんな本を読んでいるかは自分の読書メーターを見てください。読メを始める功罪を体現している気がしてならない今日この頃。
あと自分の特徴として、『絵師買い』が非常に多いことが挙げられると思います。あらすじを読む前にとりあえず絵師を確認するのは日常茶飯事。絵師が好きだからといって買って後悔したことも少ないとは言えなくなってきました。ですがそれ以上にイラストレーター関係なく、面白いといえる作品にたくさん出会えているのも事実です。読メでいつも感想を参考にさせていただいている方々や、Twitterラノベ関連の話題を自分のTLに持ってきてくださる皆々様のおかげで、そういった面白い作品にたくさん出会えています。本当にありがとうございます。

 

 


自分はダッシュエックス文庫を除く、今の大手レーベルの創成期を(意識しては)体験していない人間です。見識もまだまだ足りないと自覚しています。そんな自分ですが、最近やっとラノベ関連の活動に参加できるだけの気持ちを持つことが出来るようになりました。ですが、まだそれでも足りません。これからも先達の皆様にいろいろ学ばせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

ぼくたちが本当にシタかったこと【感想】

今回はこちら。またガガガ文庫が異色の作品を出して来ましたね。 ちょっとここから別のところにも思いをはせつつ書いていきます。

ぼくたちが本当にシタかったこと (ガガガ文庫)

ぼくたちが本当にシタかったこと (ガガガ文庫)

 

 

 この学校に入って数か月。友達も、少ないけどそこそこできて、女の子ともちょっとは仲良くしている。僕の周りには魅力的な女の子ばかりで、少々戸惑うけれど、まあ贅沢な悩みなんだろう。でも、仲良くなればなるほど、僕には気になることがある。それは、この学校が「成年向けコンテンツ」つまりアダルトなコンテンツを作るための勉強をする専門学校なこと。好きになった女の子が、「女優志望」だったら、どう考えてもハートが耐えられる自信がない。エロと恋愛の両立を目指す、悩める煩悩青春模様!  (Amazonより引用)

 

 

以下ネタバレ要素あり注意。

 

 

AV業界を題材にした作品。専門学校生の青春物語として、AV業界の話題やエロ要素を挟みつつも、最後は協力して作品を作り上げた爽快感を感じられるきれいな終わり方でした。総合的に見て、面白い作品だったと断言できます。

 

ただ、この作品個人的には中盤を読むのがしんどかったです……。愁(主人公)の心情変化を書ききるためだとは思うのですが、輪姦シーンをフルで描き切って、その部分を読み終わったときの自分の胸中は何と表したらいいやら。

 

これを読みながら思い出したのは『だから僕は、Hができない』でした。高校時代、友人に借りて1巻を読んだのですが、あまりにもエロ要素に偏りすぎてて1巻で諦めました。その時は深く考えず、単に「自分には合わなかった」と思っただけだったのですが、自分がラノベに求めているものは、こういうガッツリしたエロじゃないんだなー、と後から思うようになりました。

 

 別に自分がそういったエロ要素メインの作品を嫌いというわけじゃないし、なんならそういうのも少しは読みます。「妹が痔になったので座薬を入れてやった件」とか大好きです。ただ、自分の中に「エロ要素がメインなのはラノベとは少し違う」みたいな先入観があるみたいです。エロ要素がアクセント的にあるのはいいんですよ、ただそれを露骨な性描写につなげられると違和感を抑えきれない、ような気がします。そういう思い込みが、読むの少ししんどかったなと思う要因かもしれません。これが別レーベルから出ていたら、もしかしたら自分は全く別の感想を抱いていたかもしれないですね……。

 

ですが、AV業界に対して大変誠実に取材をされて書かれているんだなという印象も同時に持ちましたし、決して読んで悪いものではなかったと思っています。こういうものを出せるのもラノベの自由さの1つですね。続刊するのを期待したいと思います。

 

 

(あくまで個人の感想です。作品を悪く言うつもりは一切ありませんが、自分の感想に不快を感じた方がいらっしゃいましたら謝罪いたします。申し訳ありません。)

サークルクラッシャーのあの娘、僕が既読スルー決めたらどんな顔するだろう【感想】

ブログ3回目にして初めての感想記事となります。

 

 

巌窟王(ダンジョンマスター)”によって隠された莫大な財宝・七氏族軍資を横取りするため、旅団(サークル)が鎬を削る冒険者時代。白魔道士ユーリは“軍資に一番近い旅団”と称される猛者五人のうちのひとりにして本の蒐集家だったが、迷宮の奥深くに封印されていた美女・クリスティーナの旅団参加によって、旅団の人間関係は滅茶苦茶になってしまう……!
[男4女1の旅団(サークル)]+[女1]=修羅場(クラッシュ)!? (Amazonより引用)

9月にタイトルが発表され、秀章先生のツイートで混乱させられてからずっと気になっていた1作です。

 

 

以下ネタバレ要素あり注意。

 

 

異世界で既読スルーとか何言ってんだとか思いながらスタート。最初は割とまともなファンタジーをやっていて逆に不安が募る不思議。魔力で動かすスマホ的なモノがあって「ん?」となる。付随して出てくる文字列(ライン)。さぁ、既読スルーする準備は整った。そして、封印されていた彼女…クリスティーナを目覚めさせてしまいます。

 

クリスティーナは、考えとか一切なく、ただ「自分に好意を向けてくれた人は無下にしない」という八方美人なタイプですね。それに彼女の容姿が+されてしまった結果、旅団ぶっ壊れ。男全員が彼女に惚れてしまっていたからよかったものの、これ、もしクリスティーナに惚れてない奴がいたとしたら「やってらんねぇ!!」ってなるんじゃないかと思ったり。というかシイナが抜けた理由はそれ(女にうつつを抜かして……とか)だろう、と思ったのですが、まさか……まさかアハトに惚れてたとは……。冒頭を読んでツンデレの可能性を頭から完全に排除してしまっていただけに、個人的には一番衝撃的なポイントとなりました。

 

そしてクリスティーナを巡る男4人の血みどろの決闘。ムダにアツい。普通にファンタジーでバトルやっても面白そうじゃないかと思えます。更に言うと、この5人が出会うまでと出会った時バトルについてすごい気になるので、番外編として出してくださいお願いします。

 

この決闘にに恐怖を覚え、旅団を離れるクリスティーナ。その後、ユーリ(主人公)に送った文字列を既読スルーされた彼女は、ホントにどんな顔をしているのでしょう。しかし、たった20年で封印が破られるとはハイウェザー戦役時代の人々は思いもしなかったでしょうね。歴史は繰り返す……かの戦役の理由がクリスティーナを巡る争いだったとは。傾国の美女ならぬ傾『世』の美女とでもいうべきなのでしょうか。この事実を知らされることがあるなら、彼女はどんな顔でこの話を聞くんでしょうかね。彼女の顔が気になってばっかりだ。

 

クリスティーナが記憶を取り戻すのかどうかわかりませんが、まだまだ可能性を感じられる物語だったので、続刊を期待したいと思います。

 

 

10月読書総括

ブログの2回目でこれというのもなんですが、月が変わったのでせっかくなのでまとめておこうと思います。

 

2016年10月の読書メーター 読んだ本の数:28冊 読んだページ数:7793ページ 

t.co

 

後半に重いレポートが来たので1日1冊ペースが崩れました……。今月からゼミ内発表が行われるレポート作成があるのでペースが上がるかどうか。毎月安定して40冊くらい読めるのは1つの目標なんですが、なかなか届かないですね。

 

以下ネタバレ注意。

 

 

 

今月のイチオシ

 

続巻ですが、先月読んだ分なら圧倒的にこれ。 ヒナ大勝利な第二巻でした。

B.A.Dほどの狂気はストーリー上は見受けられない……その分キャラが意外と突き抜けてるのが印象的でした。ヒナもそうですけど、カイトが「死の苦痛」を自ら受けにいくという選択をしたのは、正しく狂ってる、いうならば正気の中の狂気といったものですかね。綾里先生らしい影を潜ませた物語の本懐といったところでしょうか。

 

 

 新作からはこちらを。先日ラノベハスラー様でも紹介されていました。

「師匠どもに告ぐ」の神秋先生の作品ということで購入。タイトル通り大物食いではありましたが、主人公自体は知略キャラだったので、そこで他作品と差別化をはかっているのかなという印象を受けました。単騎無双系とは一線を画したこの作品の続きが楽しみです。

 

以上、先月読んだ作品のピックアップでした。今月は「サークルクラッシャーのあの娘、ぼくが既読スルー決めたらどんな顔するだろう 」を読むのが個人的にはとても楽しみです。

 

 

……ブログをやるのは5年ぶりくらいなので、どうにも調子がつかめない自分がいます。この先どう転がっていくやら。