アキハバラ^デンパトウ【感想】
皆さんこんばんわ、緋悠梨です。
まずはLNF復活、おめでとうございます!参加者の方々からいろいろと噂は伺ってたんですが、俺が関東圏の大学にいる間に復活するとは思ってもみなかったですね。これは参加するっきゃナイツ!(安直なパクリ)。というわけでインターンの報告会がかぶってなければ参加すると思います。ゲストに森田季節先生もいらっしゃるということですし、楽しみですね!!
さてそんな話をしつつ今回の作品を書いていこうと思います。今回はこちら。
「キミが、タカハシ、くん?」秋葉原にある「新東京多目的電波塔(アキハバラ電波塔)」に叔父(ヤクザ)の紹介で引っ越すことになった高橋(浪人)は、そこで「異世界の勇者」と出会う――。電波塔の最上階にあるマンションの住人は「異世界の勇者」と自称するマンガ家少女、ペンネをはじめ、着ぐるみの天才美少女、昭和文化オタクの女子大生、筋肉オヤジ等々、おかしな連中ばかり……。そこでチロ(千葉浪人)とあだ名をつけられた高橋だったが、彼は叔父から地上げのため、住人の秘密を探れという命令を受けていた……。藍上陸×れい亜が贈る、秋葉原のマンションを舞台とした、新感覚デンパ系コメディ!(Amazonより引用)
以下ネタバレあり注意です。
去年10月に出た作品ですねこれ。帯に大沼心監督推薦とあったので買った記憶。バカテスや落第騎士、のうりん、あんハピの監督だった方ですね。この方が監督を務めた作品は好きなものが多いので、期待して買ったはいいんですが何故かここまで積んでしまったorz。『このラノ』投票も始まったのでとりあえず未読の新作を読まねば…!、と読みましたコチラの作品。一言でいえば「チャレンジャブルな作品」でした。マンガの表現技法を参考にしたセリフの入れ方がだいぶ独特です。例えばP38。
「……汚物の入居はごめんです。」\しっしっ/
…と、このような、吹き出し外のセリフなるものがたくさんありました。他のメディアを真似するのは歴史的に間違ってないですし、マンネリだなんだ言われる中で新表現を持ち出してくるのはとても良いと思います。…ただ、これを受け入れられるかどうかで大分ふるいにかけられそうな印象。ですが、しっかりと言っておきます。これは作者の悪ふざけじゃありません。ちゃんと意味のあるセリフばかりです。地の文で描写するところを手法を変更して書いてあるだけなので、個人的には一切違和感がなかったですね。カオス感の助長をしてるのは否めないんですけども。
そうそう、この作品はかなりカオスなんですよ!特にキャラ!!奇天烈…もとい個性的なキャラがいっぱい。異世界から来たと主張するヒロイン、常に(シャワー浴びる時も)着ぐるみを着てるJC(?)、無職の企業戦士etc。「デンパトウ」の電波は、キャラが電波なのにも確実にかかってます。一番笑ったのは、番人ダブル・パイセックス!バリバリキレテル!Oh!デカイ!ナイスバルク!!がワイプ引いてきて無理やり場面転換するところですね。何言ってんだお前、って人はぜひ読んでください。野崎まどがいける人ならいける…はず!!保証はしませんけど!!
ただこれ、部隊が秋葉原である必要性を感じなかったのが欠点ですね。ぶっちゃけ『オカチマチ』でも『ニッポリ』でも特に影響はないです。上野が見えるとこならどこでもよさそうです。ネームバリューとキャラの電波さで秋葉なんでしょうけど、そこら辺の理由づけを次巻以降に期待し…あの、1年たつけど2巻まだですか?
そ、それでは今回はこの辺で。このラノ何に投票しましょうねぇ……?