あるいはラノベを読む緋色

読んだラノベの感想を中心にしつつ、緋悠梨が気まぐれにいろいろ書いているブログです。コメント等お待ちしております。※「何を言っているのか」は、俺のブログ上では誉め言葉です。

英雄の娘として生まれ変わった英雄は再び英雄を目指す3【感想】

 こんばんわ、緋悠梨です。カラオケ行ってたんですが歌い過ぎてのどが痛いですね。馬鹿ですね。龍角散のど飴買ってきます。本日はこちら。

 

「ああ、いつも近くで見てるよ」

英雄の娘として生まれ変わった英雄は再び英雄を目指す3 (角川スニーカー文庫)

英雄の娘として生まれ変わった英雄は再び英雄を目指す3 (角川スニーカー文庫)

 

 同級生誘拐事件を秘密裏に解決し、魔力吸引行為―フィニア、コルティナと毎日キスすることで虚弱体質も少しずつ良くなってきたニコル(レイド)。しかし、誘拐事件の痕跡から「レイドが見つかったかもしれない!」と六英雄が騒ぎ出し!?ニコルは彼らをなんとか宥めたものの、感情を整理しきれないコルティナに誘われ皆で気晴らしの温泉旅行に行くことに。温泉を堪能していたニコルだったが、白い神の啓示によって事件に巻き込まれ、コルティナに危険が迫った時―ニコルはレイドとしてそのピンチを救う!!「お前らに容赦はしない。覚悟しておけ」元英雄の美幼女転生ファンタジー、波乱の第3幕!!

 

 

 評価★★★☆☆

 面白かったです。相変わらずいろんなエピソード入ってるなぁ……。ニコルがレイドだとバレそうになったり温泉回だったりコルティナのピンチ救ったり盛沢山。大変百合百合しくておいしいですね(?)。そんな中でレイドが生きているかもしれないと沸き立つ英雄たち。コルティナとレイドに対する想いに限らず、いろいろなことで次に向けて一歩進んだ回だった、そんな印象も受けます。次も楽しみです。絶対マクスウェルが調子乗ってる。

 

 以下愚痴。★3つの理由についてです。これは2巻の時も思ったんですけど、帯の煽りが下手。編集何ですかね作ってるのは? 「盛沢山」と前述してますが、本当にいろいろな話を消化していて、帯の「レイド、正体がバレる!?」という話をしているのは冒頭と最後だけ。中盤は全く気付いてないメイドやコルティナたちと温泉に行ってしまっていて、正体がバレるかもという緊張感が全くない。ほかの話で緊張感はあったけど、帯であおられていたのとは違って拍子抜け感が……。読者としては帯の煽りをみて「今回はこれがポイントか……」と思って読み始めるんですから、もっと物語の根幹になるところを取り上げてほしいなと思います。愚痴すいませんでした。

 

別の作品の話をするのはあれですが、このような「正体を疑う話」と言えば名探偵コナンの400話が強く印象に残っています。その前の2話(398&399話)から続く話ですので、興味がある方はぜひ。

 

それでは本日はこの辺で失礼いたします。