ぼくたちのリメイク4 「いってらっしゃい」【感想】
こんばんわ、緋悠梨です。今日はこちらの作品を。文が無茶苦茶ですが、読み終わってすぐのを叩きつけてるのですいません許してください。
貫之は筆を折り、大学を去った。僕、橋場恭也の誰かのための行動は誰かの進むべき道を捻じ曲げた。そして僕は、今度は十一年の時を飛ぶ。シノアキは絵を描くことを辞めていた。ナナコの夢が叶うことはなかった。再び元の年齢へと強制的に戻された僕には、存在しなかったはずの幸せな人生だけが残された。これが、僕が作り直した人生だった。再びゲームディレクターとして働く日々が始まった。同僚の河瀬川や仲間たちと共に毎日のように起きるトラブルを解決する。きっとこれで良いのだろうと呑み込んだ。
そして彼女は、微笑み言った。
「いってらっしゃい」
以下ネタバレ注意です。
今回は社会人として、ソーシャルゲーム制作の話です。バグ進行を抱えてたのは河瀬川。貫之との経緯から、恭也が何とかするための一歩を踏み出すことを恐れまくるのは目に見えてました。他人の可能性を自分で奪ってしまうのが怖いという恐れに、妻になってたシノアキにも心配をかけるレベルに。
その悩んでた恭也を押したのが、夢が叶わなかったナナコ。……あーちきしょう!!これがほんっっっとうに最高!!読んだ人しかこの記事見てないと思うから言っちゃいますけど、歌い始めたきっかけを、「あいつの『せい』」って言い始めたところでもう感情が頂点になってたわけですよ。おかげ、じゃないのがもうね!! この一言にどんな思いがつめられているのか想像しただけで!!!!それを見た恭也が悩みに悩んだ末に、
「ぜってぇ、なんとかするっっっ!!!」
と、ついに叫ぶんですよ。瞬間、「がんばれ」と思わず声に出して言ってしまいました。そうだ、俺はその言葉が聞きたかったんだ。
そっからはいつも通りですが、毎度のことながらなんとかしてしまうのは、ほんとよくやるわと。しかし、なんか、こんな未来あんのかな……。同僚も家族も最高じゃないですか……? 就活生的視点だと、理想的な未来なんですよね。これらを捨て去ってまで過去に戻る選択をした恭也にはいろいろと思う所がありますが、一番でかい気持ちは「すげぇなぁ」、ですかね……。
なんか、この作品を読むと、メインキャラたちが同じ大学生だからか「頑張らないと」って思えるんですよね。現実でもいろいろとやってる(やらかしてるともいう)友人達がいて、そいつらに負けてられないと思うんですが、恭也達にも同じことを思ってしまっています。だからこその「すげぇなぁ」という感情……すいませんわかりづらくて。ただ、なんか、本当に、頑張ります。
真面目な話はこのくらいにしてですね……発売前から逐次公開される口絵で精神的ダメージ食らってたんですよ。大人シノアキとミニシノアキ……もとい真貴可愛い。よかったなお母さん似で(おい)。あとシノアキの膝枕羨ましいぞマジで変われって思ったのは、2巻に引き続き俺だけではないはず。
ってわけで今回は以上です。ほぼ一部分にしか言及してないような気もしますが、まぁ気にしないでください。さて、問題は5/5のコミティアだ……。木緒なち先生とえれっと先生が合同で「『ぼくリメ』でなんか出す」っておっしゃてるから行かなきゃ……。冬コミのブランケット、自宅で重宝しましたし。
うん可愛い。何が出るか楽しみに情報を待ちたいと思います。