継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない【感想】
こんばんわ、緋悠梨です。まだ卒論が終わったわけではないですが、一定のめどがたったのでメンタルリセット(画像略)。そんなわけでまたブログも再開していきたいと思います。いや実は先月ですね、冬コミで触れる分以外の作品に触れる時間がなくてほんとに死んでたんですよつれぇ。卒論終わったらやりたいことたくさんありますが、とりあえず積読を崩していきたいと思います。そんなわけで今日はこちら。
継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない (角川スニーカー文庫)
- 作者: 紙城境介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2019/01/01
- メディア: Kindle版
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ある中学校である男女が恋人となり、イチャイチャして、些細なことですれ違い、ときめくことより苛立つことのほうが多くなって…卒業を機に別れた。そして高校入学を目前に二人は―伊理戸水斗と綾井結女は、思いがけない形で再会する。「僕が兄に決まってるだろ」「私が姉に決まってるでしょ?」親の再婚相手の連れ子が、別れたばかりの元恋人だった!?両親に気を遣った元カップルは、『異性と意識したら負け』という“きょうだいルール”を取り決めるが―お風呂上がりの遭遇に、二人っきりの登下校…あの頃の思い出と一つ屋根の下という状況から、どうしてもお互いを意識してしまい!?
評価★★★★☆
面白かったです。というか愚かですね。おーろーか!おーろーか! 元カップルという黒歴史を抱えた今でも実質カップルの同棲っていう事故案件なんですが、当然お互い意識しないはずはない。でも一度別れたことに意地を張り、自分の気持ちに気付かないふりをしているどころか、相手をまだ好きだという自覚が一切ない。愚かですね。さらにいがみ合いの一環で同じ本を買ってたりするのも愚か。毎回冒頭に挟めるくらい黒歴史を積み重ねてるのもまた愚か。愚かのバーゲンセール!って感じでした。何を言ってるんだ俺は。
愚かと書きまくってますけど、これを感じられるのは二人の実は蜜月(?)というややこしい関係があるからこそです。ふとした拍子に見せる結女の可愛さがすべてです。「忘れたころに知らない表情を見せてくる彼女が、嫌いだ」じゃないんだよォ!!可愛いってしっかり向き合えや!!……などと常に叫びたくなる、とてもいい作品でした。
キャラ
前述のとおり結女も勿論かわいいのですが、中盤から南暁月がすべて持っていってしまいました。なんだったんだあの女……一瞬作品の雰囲気どころジャンル変わったかと思った……。
というわけで以上です。リハビリに今月の新作で気になっていたものをとりあえずという形でしたが、読書中に愚か認定しまくって楽しかったです。
それでは、本日はこの辺で失礼いたします~ノシ